日記 雑記

大学生のときに働いたホストクラブで発見した「無敵の話題」について。

更新日:

 

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僕は高校卒業後、一年間浪人生活を送った。

そして、一年間の浪人生活を経て入学する大学も決まり、暇をしていた2月末。

 

予備校で知り合ったギャル男の友人から

 

ギャル男「磯野ー、ホストしよーぜ」

 

と、ポップにリクルーティングを受けた。

 

ウェイウェイ系浪人生であった当時の僕はすぐに

 

僕「ウェーイwwww」

 

と、そのスカウトを快諾した。

フットワークの軽さこそ僕の魅力である。

 

しかし、そんな軽いノリで始めることにしたホストだが、僕はそのホストという仕事を通じて、人との会話における「最強の話題」を発見することに成功した。

 

ホストの仕事

まずホストの仕事について簡単に説明させていただこう。

ホストの仕事は、

 

外でお客さんをキャッチして店に連れてくる→店でお酒を注文させる→指名をさせる

 

というのが基本的な流れだ。

キャッチ

ホストの仕事で、入店したての新人がまずやるべき仕事、それが

「キャッチ」

である。

当然、入ったばかりなのホストは自分の指名客などいない。

ホームページや雑誌などの反響で直接来店した客を頑張って接客して指名してもらうこともできるが、歌舞伎町などにある有名店でもない限り、ダイレクトで店に来てくれる新規の客はそんなに多くない。

なので、出勤日に指名客を店に呼べないホストはキャッチをしに夜の街に繰り出すのだ。

 

しかしこのキャッチ、結構難しい。

何せ、全く会ったことも話したこともない女性を、ホストクラブという、ごく一般的な女性なら抵抗を感じるであろうお店に連れてこなければならないのだ。

このキャッチというセクションでは、相手に自分を信用してもらうための会話力が求められる。

 

お酒を注文してもらう。

ようやくお客を捕まえることに成功し、お店に到着する。

しかし、本当の闘いはここから始まる。

 

実は、初回の3000円のセットだけで済ませて帰る客というのが結構多い。

これがいわゆる初回荒らしである。

初回荒らし

ホストクラブで本指名や場内指名を一切せず、初回のセットだけで済ませるというバッドプレイを様々な店で展開する客を指す。ホストクラブのライトユーザー達が主にする行為で、店側として表向きに禁止はしていないが、満席時などは煙たがれることが多い。

類義語:ラーメン二郎「ギルティ」

 

しかし、初回セットだけで帰らせるのは、仕事とは呼べない。

ホストである以上、お客さんにホストクラブを楽しんでもらい、初回セット以外のお酒を注文してもらわなければならない。

あわよくば、場内指名も獲得したいところだ。

 

場内指名とは

ホストは特定の席について一定時間経過すると別の席に移動するが、「場内指名」という魔法カードを使用すると、客はホストを一定期間自分のフィールドにとどめておくことが出来る。トラップカード「本指名」と重複して効果を発動することが出来る。

 

このセクションでもやはり、ホストクラブが楽しいと思ってもらうための会話力が求められる。

指名してもらう。

初回のセット以外にもお酒を注文してもらい、お客さんにも楽しんでもらったし、お店の売り上げにもなった。

めでたしめでたし。

 

No。

全然ダメ。

そのお客さんには、次も、そのまた次も来てもらわなければならない。

ホストクラブで重要なのは、初回客ではなく常連客、つまり指名客だ。

本指名をたくさん獲得すること、それがホストにとって最大のミッションである。

 

本指名とは

客が特定のホストを気に入った瞬間発動するトラップカード。一度このトラップカードが発動すると、効果は永続的に続き、そのお店では本指名ホスト以外のホストを指名出来なくなる。

 

ブログでも、訪問して30秒くらいで離脱しちゃう人より読者登録してくれる人の方が有り難いだろう。それと同じことである。

会話で客を楽しませ、自分を指名してもらうことで、また次回呼べる可能性が高まるのだ。

指名を貰うのもやはり会話がすべてである。

 

ホストと会話

ホスト初体験。

ちなみに僕は、ある程度人懐っこい性格であると自負していたのだが、ホストクラブで働き始めてその自信は一気に打ち砕かれた。

ちなみに入店初日はこんな感じだった。

 

客「はじめまして!」

 

先輩「コイツ今日が初日なんすよー!」

 

「ハ、ハジ、ハジメ!ハハハハジメマメーン・・・ん"ん"っ!!」

 

「ド、ドド、ドドドーモス・・・オ、オネ、オネネネオオオネシャス・・・ん"ん"っ!!!」

 

客「?!w!ww?!ww?!??!wwwwww」

先輩「おいはま龍、グラス濡れてるからふかないと!」

 

「グ・・・グララ!?!?ファッ、ファイッ!!」

 

もはやどっちが接客されているのか分からない。

そんな天変地異が起きていたのであった。

若干、いや、80%くらい盛っているが、それが僕の入店初日であった。

 

美容師とホスト

ホストクラブで求められるコミュニケーション力は、他のサービス業などで求められるそれとはまったく異なる。

例えば、美容師などもある程度のコミュニケーション力は必要だと言われている。

しかし、美容室に来る客の最大の目的は「髪を切る」ことであり、会話は「髪を切り終わるまで客を飽きさせない為の一つのサービス」に過ぎないのだ。

それこそ、中には会話を求めていない客だって少なからずいるだろうし、雑誌とかを客が読んでくれていれば美容師は話す必要もない。

美容室において、会話はあくまでも付加価値に過ぎない。

 

しかしホストクラブは異なる。

ホストクラブに来る客の最大の目的は

「酒を飲んでホストと会話すること」

であり、客はそれに対して対価を支払う。

会話そのものが商品なのだ。

酒を飲みたいだけならコンビニで買って家で飲むからだ。

 

会話こそが商品である以上、客が自分との会話を楽しんでもらうためにどういう話題提起をするのか、どういう質問を投げかければいいのか、どういう返答すればいいのか、ということを常に考えなければならない。

そして、僕は上述の通り、はじめは全く話せなかった。

店に入りたての人間は、当然自分の指名客などはいないので、キャッチをしに表に繰り出したり、他のホストの指名客の席にヘルプとしてついたりしなければならない。

そして、店に来てもらうため、酒を注文してもらうため、自分を指名してもらうため必死になって会話をする。

多様な客 

当然客にもいろんな人間がいる。

 

・自分が指名しているホスト以外にはフルシカトを決め込んでくるクソコミュ障女

・「ホストとは何なのか」を論じてくる、コメンテーター系ホスト通女

・ノリノリでグイグイーしてプチョヘンザしてるパーリーピーポー系キャバ譲

・酒癖が悪く、酔うと必ずトイレの扉を破壊するパワー系メスゴリラ

・店に来てからずっと「アッ…アッ…」しか言わないカオナシ系メンヘラ。

 

このような、多種多様な人種たちを、その人たちが興味を持つような話で楽しませなければならない。

 

それがホストという仕事なのだ。

似たような価値観を持った人たちとしかかかわったことがない僕は、この人たちを楽しませられるような会話の引き出しを持ち合わせていなかったのだ。

 

そして僕は出勤するたびに考えた。

 

「こんなバラエティー豊富なやつらを、それぞれ違う話で盛り上げるなんて・・・

いくらなんでもエクストラハード過ぎるだろ・・・!」

 

「何か、誰にでも通用する・・・

そんなユーティリティーな話題はないのか・・・!」

 

人に合わせた会話が出来ない己の無力さとの葛藤が続いたあるとき。

 僕は、あることに着目をした。

 

それが、キャバ譲たちのカラオケである。

 

音楽

キャバ譲とビジュアル系

ホストクラブにはカラオケが付いている。

そして、キャバ譲たちの選曲で、ある傾向があることに気付いた。

それが、

 

「キャバ譲はビジュアル系の曲を入れる人が多い」

 

ということだ。

特に、JanneDaArc、AcidBlacCherryが好きなキャバ譲がめちゃくちゃ多かった。

(JannneDaArcやAcidBlacCherryは、リアルな女目線の歌詞が多いことや、水商売がテーマになった歌があったりするので、キャバ譲ウケが良いんだとか)

 

それに気づいた僕は、新規のキャバ譲の客を接客する度に、まずはビジュアル系の音楽の話題を真っ先に提起するようになった。

そうすると、面白いくらいこの話題に食いついてくれるのだ。

それこそ、食いつく確立80%くらい。

 

しかしこの検証はこれで終わらない。

キャバ譲にしか通用しないのであれば、それは僕の葛藤を解消してくれるモノではない。

「求めているのは誰にでも通用する話題だ・・・!!ん”ん”っ!!」

そう思い、全くジャンルの異なる客にも、まずは音楽の話題を振ってみることにした。

 

例えば、Bガールが来たときにはHIP HOPやレゲエの話題を出してみたりした。

 

僕「へいビッチ、愛してるぜホーミー!」

Bガール「ハッハー!ワリドゥ!ワリドゥ!」

 

 

 

効果抜群である。

Bガールも、面白いくらい食いついてくれる。

 

この検証は、他のあらゆるジャンルの客にも試したが、やはり誰にでも効果があった。

 

色々な音楽を聴け

僕はホストという仕事を通してある確信を得た。

それは

 

音楽は無敵の話題である

 

ということだ。

もちろん、ジャンルの好き嫌いはあるだろう。

例えば

 

「メタルが好きだ!J-POPは恋愛とかクソみてぇな歌ばっか出してやがる!王のため!国のため!民のため!メタルは最高にクールだぜ!」

「ヤーマーン!K-POPなんてカマ野郎たちの曲はクソくらえだぜマザファカ!!HipHopを聴きやがれ!」

 

このように、ジャンルやアーティストの好き嫌いはあるかもしれない。

しかし断言できることが一つある。

それは

 

音楽そのものが嫌いな人間には出会ったことがない

 

ということである。

音楽は無敵だ。

音楽という話題は、性別も年齢も国籍も時代も関係ない。

みんな少なからず音楽というものに触れて生きている。

ジャマイカの人たちはレゲエを

北欧の人たちはメタルを聴いている。

アイルランドではケルト音楽が古くから伝承されている。

アメリカではヒップホップをめぐり紛争まで起きた。

数十年前の日本人は演歌を聴き

今の日本人はAKBや3代目などのポップスを聴いている。

 

関わり方は様々だが、誰もが音楽に寄り添い、音楽に励まされ、音楽に胸を熱くする。

音楽という話題が通用しない人間は誰一人としていない。

僕はホストという仕事を通して、

 

「音楽は、誰にでも通用する普遍的な話題である。」

 

ということを学んだ。

会話が苦手な人へ

心理学で

 

「類似性の法則」

 

なるものがある。

人は、相手方が自分と似た特徴を持っていると心を許しやすいという法則だ。

そして、その共通項は多ければ多いほど信用されやすいらしい。

なので、まずは音楽という話題で

 

「この人は自分と同じ音楽を知っている」

 

と思わせることが出来れば、相手も初期段階で自分に心を開いてくれる。

第一印象で悪い印象を持たれなければ、あとの共通項を探るのは非常に簡単だ。

だから、まずは音楽という話題で相手のファーストインプレッションをがっちりつかもう。 

 

人と会話をするのが苦手な人。

初対面の人と何を話せばいいのか分からない人。

たくさんの音楽を聴こう。

どんなジャンルの音楽にも対応できるように。

そして、初対面の人にはまず

「好きな音楽は何ですか?」

と問いかけてみよう。

きっと今まで以上に人とのコミュニケーションが得意になるはずだ。

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