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2016年ノーベル文学賞最有力!村上春樹のおすすめ作品12選

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やぁ、みんな。

 

読書の秋、楽しんでるかな。

 

今年もノーベル賞の季節がやってきたね。

 

ちなみに2016年のノーベル賞の日程はほぼ出そろってて、9月の時点では文学賞だけまだ明らかになってなかったんだけど10月1にAP通信、欧米メディアがノーベル文学賞の発表は10月13日になったと報じているそうだ。

 

ちなみにノーベル文学賞といえば、我が国を代表する作家、村上春樹が毎年日本国民の壮大な期待を背負い、ノーベル文学賞を逃していることで有名だね。

 

昨年も、ベラルーシのアレクシェーヴィッチがノーベル文学賞を受賞し、村上春樹は惜しくも賞を逃した。

 

ただ、昨年の場合はイギリスのブックメーカーの事前予測でアレクシェーヴィッチ氏が1位予想、次点で村上春樹が2位だったので、まぁある意味順当だったわけだ。

 

しかし、今年、イギリスのブックメーカーはノーベル文学賞の受賞予測でオッズ1位が村上春樹なのだ。

 

これは嫌でも期待してしまうな?

 

もし村上春樹が今年ノーベル文学賞を獲得したあかつきには、国内で村上春樹フリークが巻き起こることは間違いないだろう。

 

なので、これから恋人、友人、同僚、取引先の人たちと頻繁に起こるであろう周囲の「村上春樹トーク」に付いていけないなんてことにならないように、今のうちから村上春樹の作品をいくつかかいつまんでおきたいところだ。

 

ただし、村上春樹の作品といってもたくさんあるので何から読んだらいいか分からないっていう人もいるだろう。

 

大丈夫だ、安心してくれ。

 

自称ハルキストの僕がオススメの村上春樹作品を厳選しピックアップしといた。

 

なるべくネタバレはしないよう、本の内容への言及は最小限に抑えたゾ。

 

また、僕が個人的におすすめする7作品以外に、今まで一作品も読んだことがなく、とりあえず話題についていきたいっていう人向けに「初めて読む人向け」の3冊を最初に紹介しておく。

 

時間がない人でもこの3冊だけ読んでおけばハルキストという人種と仲良くなることができるので、読破しておこう。

 

是非とも参考にしてくれよな。

 

初めて読む人向け

 

ノルウェイの森

 

 

ノルウェイの森は1987年に書きおろし作品として発刊され、2010年には映画化もされた。村上春樹としては5作品目の長編小説。

2010年に映画化され、一気にその名を轟かせた作品だ。

ざっくり言えば大学生である主人公が、友人の死を受け、生と死についての考察を通して成長していく恋愛小説。

 

ただし、驚くほど性描写が多く、どストレートな表現方法が数多くの批評を生んでいる作品でもある。

 

賛否両論はあるけど、村上春樹の作品最大のヒット作なので、是非とも一読頂きたい。 

 

1Q84

 

 

2009年(BOOK1、2)~2010年(BOOK3)にかけて発刊された、村上春樹としては12作目となる長編作品。

 

発刊当時、散々本屋の店頭でPR付きで売り出されていたので、読んだことはなくても、聞いたことがあるという人は多いんじゃないかな。

 

いくつもの賞を獲得し、商業的にも大成功を収めた作品の一つ。

 

1984年の東京を舞台に、スポーツインストラクター、そして予備校講師、これら2人の主人公が交互に描かれ、それぞれ別の物語として展開していく。

 

投げっぱなしが多い村上春樹作品の中では、登場する人や物事の事実関係がしっかり提示されている分、分かりやすい、読みやすい作品なんじゃないかな。

 

SF要素の強い壮大なラブストーリーというテーマも、比較的誰でも受け入れやすい。 

 

まさしくこれから村上春樹作品を読む人にはもってこいの作品というわけだ。

 

 

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド

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村上春樹の4作目となる長編作品が世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランドだ。

 

村上春樹作品ではお馴染みの、音楽やら食べ物やら飲み物やらがくどいくらい具体的に記述されており、ひたすらイマジネーションが喚起される作品でもある。

(予備知識必要だろ、という批判がある部分だけど、個人的には好き。)

 

この物語は、ハードボイルド・ワンダーランドと、世界の終わりという2つの物語が交互に独立したものとして描かれて進行する。

 

物語の終盤ですべてのピースが繋がり、「なるほど!」とすっきりするような作品ではなく、ちょっと疑問が残るような終わり方で、そもそも出てくる単語も意味不明なものが所々にあるんだけど、読破したあとに自分なりに考察をするという楽しみもある作品だ。

 

風の歌を聴け

 

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村上春樹の記念すべき1作目の長編小説作品で、後の村上春樹作品群の本質がふんだんに詰め込まれた作品だ。

 

なので、上述の初めに読むべき3作品を読み終えたら、まず読むべき作品は間違いなくこの作品だろう。

 

舞台は1970年の東京で、大学生の主人公の18日間の夏休みに、友人である鼠とひたすらビールを飲むという話(真顔)

 

正直、話の内容は結構難解なので、まずは一周読んで、その後1973年のピンボールを読む直前に、再度風の歌を聴けを読みなおしてみる、という読み方をオススメする。

(なぜこういう読み方をするのかは後述する)

 

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

 

2013年に発刊された、村上春樹13作目の長編小説、それが

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

である。

 

主人公である多崎つくると、高校の友人4人が描かれ、4人は地元の大学に進むが、多崎は卒業後東京の東京へと進学し、なぜか後々に4人から絶交を言い渡されるという、なんとも陰気臭い物語だ。

 

村上春樹の作品に散見されるナルシズムのようなものが感じられる描写がこれでもかと盛り込まれているんだけれども、人によっては主人公に共感できる部分が多いかもしれない。

 

そんな不思議な作品が本作品だ。

 

アフターダーク

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2004年に発行された村上春樹11作目の長編作品。

 

村上春樹作品の中でも、結構難解な部類に入るんじゃないかな。

 

視点が頻繁に変わるので、注意して読み進めないと軽く混乱するかも。

 

ただし、真夜中の東京、深夜のファミレスと、これでもかとイマジネーションが喚起され、情景を思い浮かべながら読み進めることができる。

 

物語の開始から終了までの時間も非常に凝縮されているのでリアリティ満載な作品だ。

 

どこか憂鬱で、そこはかとない孤独感が感じられる、そんな作品がアフターダークだ。

 

アンダーグラウンド

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1995年3月20日に起こった地下鉄サリン事件の被害者や関係者たちに、村上春樹自身がインタビューをし、それらがまとめて作られたノンフィクション作品が1997年に発行されたアンダーグラウンドだ。

 

しかも、ハルキワールドに脚色されまくった内容なのかと思いきや、被害者たちの証言通りの内容が嘘偽りなくそのまま掲載されている。

 

事件の関係者たちの目線で事件を多様な角度から見ることができるので、地下鉄サリンという事件への考え方、見方が変わるかもしれない。

 

ここまで見ればお分かりいただけるかもしれないが、この作品を「村上春樹の作品だから」というスタンスで読むと拍子抜けするかもしれないので、それだけ注意。

 

日本で起きた今世紀最大級のテロ事件である地下鉄サリン事件というものへの理解を深めるだけでなく、この作品以降の村上春樹作品の世界観への理解をより一層深化させるためにも、是非とも読んで頂きたい作品だ。

 

 

海辺のカフカ

 

2002年に発行された村上春樹10作品目となる長編小説。

 

本作品はフランツ・カフカ賞というチェコの文学賞を受賞した作品で、村上春樹を世界的小説家として名を轟かすのに一役買った作品だ。

 

村上春樹本人も、フランツ・カフカをドフトエフスキーと並ぶ尊敬する作家として挙げており、本作品はそんなフランツ・カフカのオーマジュ的作品といえる。

 

複数のテーマが交差するような内容になっているため多少難解で、事実関係もきちんと回収しきれてない作品だが、村上春樹自身も解釈を読者自身に任せている部分はあるらしいので、自分なりに考察する楽しさもある作品と言えよう。

 

 

1973年のピンボール

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1930年に発行された村上春樹2作目の長編作品。

 

青春三部作と呼ばれる、村上春樹の初期長編3作品の2作目という位置づけで、芥川賞の候補にも選ばれた。

 

風の歌を聴け→ピンボール→羊をめぐる冒険

 

という一続きなので、ピンボールを読む直前に風の歌を聴け、を読んでおくことをオススメする。

 

二部作にはさまれているので若干影が薄くなりがちな作品だが、この作品を読破すれば羊をめぐる冒険はより一層楽しめること間違いなしだ。

 

 

羊をめぐる冒険(上・下)

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1982年に文芸誌に掲載され、1985年に上下二冊で文庫化された作品。

 

青春三部作の三番目、鼠シリーズの完結作品だ。

 

前項からの繰り返しになるが、青春三部作は一続きになっているので、本作品を読む直前に1973年のピンボールを読んでおこう。

 

この作品は、ほどよい緊張感と感動があり、個人的には一気に読み進められた印象。

 

青春三部作をきちんと全部読んでいる人ならもしかしたら本作品は泣けるかもしれない。

 

ちなみに、本作品は青春三部作の完結編なのだが、この後に紹介するダンス・ダンス・ダンスのプロローグとしての位置づけの作品になるので、ダンス・ダンス・ダンスを読む直前にこの羊をめぐる冒険を読んでおくことをオススメする。

 

村上春樹作品が「結局何が言いたいのか分からない」「提示した情報をきちんと回収しきれていない」と言われる所以は恐らくこのような一続きの作品を個別に単体で読んでしまっている、というところにあるのかもしれない。

(もちろん村上春樹自身が意図的に投げっぱなしにしているところもある。)

 

ダンス・ダンス・ダンス

 

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1988年に発刊され、2004年に新装された、村上春樹6作目の長編小説、それがダンス・ダンス・ダンスだ。

 

羊をめぐる冒険の項目でも記載したが、鼠三部作、青春三部作に登場する「僕」と同じ人物が登場するので、これらはあわせて読んで欲しい。

 

本作はバブル経済が崩壊する少し前に作られた作品であり、まさしく日本が著しい経済発展を遂げている最中だったので、そういった大量生産、大量消費の社会、ひいては資本主義自体への警鐘を鳴らすような、メッセージ性の強い作品になっている。

 

80年代を知る人たちが読むと懐かしい、バブル期を知らない若い人たちが読めば新鮮、そんな作品。

 

ねじまき鳥クロニクル

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1994年に第1部が発行された村上春樹8作品目の長編小説がねじまき鳥クロニクルだ。

 

第1部、第2部だけだとどこで着地するのかちょっと分かりづらいというか、話のメインストリームはいつ進行するんだよ、というモヤモヤがあるんだけど、第3部で一気に物語が加速して面白くなる、そんな爽快感のある作品。

 

ちなみに1Q84に出てくる登場人物が本作品に出てくるのであわせて読みたいところ。

 

最後に

 

こんな感じかな。

 

ノーベル文学賞発表前に1冊は読破しておけば、ノーベル文学賞の発表がより楽しみになるかもしれない。

 

村上春樹の作品をまだ読んだことがない人は、是非この機会にご一読頂きたい。