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龍太郎の雑記ブログ

ソクラテスの晩年をありえないくらい端折ってポップに仕上げてみた件

(この記事のポップ度:80%)

 

 

ある日、アテネの市民が神の信託を聞きにくるデルフォイという場所に、ソクラテスの弟子がいた。

 

 

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https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%83%AB%E3%83%9D%E3%82%A4

 

 

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ソクラテスの弟子「デルフォイwwwマルフォイwww

マール書いてフォイwwwwデール書いてフォイwww」

 

 

 

 

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巫女「おい、お前なにやってんだ」

 

 

ソクラテスの弟子「あぁっ!巫女ちゃん!」

 

 

巫女「馴れ馴れしいな。今日は何の用だ。」

 

 

ソクラテスの弟子「あぁ、実はちょっと神に聞いてもらいたいことがあって来たんですよ。」

 

 

巫女「神になにを聞けばいい?」

 

 

ソクラテスの弟子「うちの師匠ソクラテスって言うんですけど、あの人まじでスゲー頭良いんスよ、マジで。だからソクラテスさんより頭良い人いるのかなーと思いまして。」

 

 

巫女「あぁ、ソクラテスさんより頭いいやつ?OK、ちょいまち。神に聞いてみるわ」

 

 

巫女「(神よ、ソクラテスより賢い人はいますか?)」

 

 

 

 

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神「(いないゾ)」

 

 

巫女「お待たせしました。ソクラテスより賢い人はいないらしいです。」

 

 

ソクラテスの弟子「だよなぁ、やっぱソクラテスさんパネぇよ。あざーす!」

 

 

巫女「なんだアイツ。」

 

 

ソクラテス

 

弟子「ソクラテスさぁぁぁあああん!!」

 

 

 

 

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ソクラテス - Wikipedia

 

ソクラテス「ん?」

 

 

弟子「ちょっと聞いてくださいよ!今日デルフォイ行ってきて神からお告げを聞いたんすよ!」

 

 

ソクラテス「お前はまーたデルフォイでフォイフォイしてきたのか!

で、何を聞いたの?」

 

 

弟子「ソクラテスさんより賢い人がいるのか?って神に聞いてもらったんすよ!そしたら案の定いないらしいっすwww」

 

 

ソクラテス「は?そんなわけねぇだろ!他にみんなから賢いって言われてるやつら沢山いるだろ。それならちょっと賢いって評判のやつらと会ってきて神の言ってることがどういうことなのか真相を確かめて来るわ。」

 

 

弟子「いってらっしゃい!」

 

悟るテス

 

ソクラテス「ただいま。」

 

 

弟子「どうでした?」

 

 

ソクラテス「やべぇ、ちょっと賢者たちと話してきたんだけどさ。

マジでみんな俺よりオツムたんねぇかもしれねぇって気がしてきた。

 

 

弟子「オウフwwだから言ったじゃないっすか!」

 

 

ソクラテス「いや、アイツらさ、政治のこととか、そういう専門的な分野についてはやたら詳しいんだよ。

でも、人間にとってもっと大切な善とか美とか、そういうことに関してはなんにも知らないんだよ。」

 

 

弟子「善とか美ってなんすか!ざっくりしすぎですよ!ぶっ飛ばしますよ!」

 

 

ソクラテス「つまりだよ、人間として、道徳的に美しい行いがなんなのかってことだよ。ま、ちなみに言うと、何が道徳的に美しいことで、善がどういう行為なのかは俺も知らないんだけどな。」

 

弟子「ちょwwソクラテスさんも知らないんすかwww

それアカンやつwww」

 

 

ソクラテス「まぁな。だけど、俺はそれらを知らないっていうことを自覚してる分あいつらより賢いんじゃないかって気がしてきたよ。だってあいつら、自分たちが何も知らないことすら知らないんだからな。」

 

 

弟子「な、なるほどっすね・・・。ちょっと高度な考え方っすね・・・。」

 

 

ソクラテス「というか、神が言いたかったのは俺が一番賢いってことじゃなくて、何にも知らない俺よりもさらにタチが悪い、知ったかぶりこいてるやつらがあまりにも多すぎるってことなんじゃないかな。これはきっと、人々にもっと自分たちが無知だということを自覚させるべきだという俺に対する神のお告げなんじゃないだろうか。」

 

 

弟子「そういうことだったんすね・・・!つまりソクラテスさんは選ばれし者・・・!」

 

 

ソクラテス「こうしちゃいられねぇ!

まじでアテネ中の知ったかぶりたちの無知を正していかなきゃ!!

全力で拡散希望。」

 

 

弟子「ソクラテスさん!頑張ってください!!」

 

 

論破される賢そうな人

 

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賢そうな人「ハッハッハ!若者たちよ!もっと勉強して賢い大人になれ!!」

 

 

 

 

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若者「うおおおおおおお!!!!」

 

 

 

ソクラテス「あのー」

 

 

 

賢そうな人「お?なんだねキミは?」

 

 

ソクラテス「ちょっと私、頭足りてないんで教えて欲しいんですけど・・・賢い大人ってどんな大人ですか?」

 

 

賢そうな人「俺みたいに何でも知っていて、社会に貢献している大人のことだ!」

 

 

ソクラテス「へぇー!なんか凄そう!でも、社会に貢献するってつまりどう貢献しているんですか?」

 

 

賢そうな人「どう貢献って・・・私は若者たちを正しい道に導いている!

それが社会に貢献していると言えるだろう!」

 

 

ソクラテス「サーセン、俺バカなんすよwwwもっとわかりやすく教えてくれないと!正しい道ってなんですか?」

 

 

賢そうな人「ぐぬぬ・・・!!」

 

 

若者「ちょww賢そうなヤツ、なんか論破されてね?ww

てかあのバカそうなおっさん、なんかかっこよくね?www」

 

 

こうしてソクラテスはアテネに存在する賢そうな人たちを来る日も来る日も片っ端から質問責めで困らせていったのだ。

 

 

そして、そんな論破ジジィの姿はアテネで度々目撃され、街中の若者たちが彼のファンになっていった。

 

怒り出す賢そうな奴ら

 

弟子「ソクラテスさん、まじヤバイっすよww

アテネ中でソクラテスフリーク巻き起こってますwww

ヤフートピックスが目を付けそうな勢いですwwww」

 

 

ソクラテス「まぁな。だってさ、あの若者たちの前で偉そうにしてるやつら、人間にとって大切なことをなんも知らねぇんだもん。みんなが考えなきゃいけないことって、もっと人間の本質的な部分なんじゃないの?

俺まだまだ行くよ?ガンガン煽ってくよ?」

 

 

弟子「うおおお!炎上狙いや!!」

 

 

 

・・・その頃賢そうな奴らは

 

 

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賢そうな奴A「おい、まじで今アテネ中でソクラテスがバズってんぞ。」

 

 

賢そうな奴B「俺ら急激にオワコン化してきてるな・・・。

これじゃあ若者たち俺らの言うこと聞かなくなるぞ。」

 

 

賢そうな奴C「んじゃとりあえず"若者たちを誤った方向へ導いた罪"で処刑しとく?」

 

 

賢そうな奴AB「ソレダ!」

 

 

裁判所

 

 

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プラトン「ちょっとソクラテスさん、裁判所から手紙が来てますよ!!」

 

 

ソクラテス「あ、弟子のプラトン。まじで?俺なんかしたっけ?」

 

 

プラトン「分かりませんが・・・とりあえず一緒に付いていきます!」

 

 

裁判所にて

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裁判所「ソクラテスよ、君は若者たちを誤った方向へ導いたという罪状が出ている。

しかし、弁明の余地を与えよう。ぶっちゃけほぼ死刑だけど、場合によっては減刑もありうる。なんか言いたいことはあるか?」

 

 

ソクラテス「俺は神の意思に従って行動したまでだ。

死刑にしたけりゃ勝手にしやがれ。」

 

 

裁判所「・・・・てんめぇぇええ!!!!!

生意気ィ!!!死刑!!はい死刑ェー!!!!」

 

 

プラトン「ファッ?!ソクラテスさん正気ですか?!」

 

 

裁判所「死刑執行は1か月後だ!!以上!!!」

 

 

ソクラテス「ファーwwwwww」

 

 

プラトン「ちょ、まじっすか・・・。」

 

1か月後

 

プラトン「ちょっとソクラテスさん!もう死刑執行日ですよ!!

あいつらの言ってることなんて全部めちゃくちゃですよ!

なんであいつらが勝手に作った法律に従わなきゃいけないんですか!」

 

 

ソクラテス「プラトンよ、お前はまだまだケツがプラトニックだな。

俺は神の意思に従って若者たちに"知を愛する"こと伝えてきたじゃん?

だから俺がこうして死ぬのも、きっと神の意思なんだよ。

俺は神を愛し、神の意思に従ってきた。

だからこうして死ぬときも神の意思に従うんだよ。」

 

 

プラトン「ソクラテスさん・・・!!」

 

ソクラテス「プラトン、俺は神を、そして神に愛されるこのアテネという地もまた俺は愛してるんだ。」

 

プラトン「はい・・・。」

 

ソクラテス「今まで愛するアテネの法の元で俺は生きてきた。

それなのに都合の悪いときだけ無視する・・・それが果たして人の道なのか?

正しいことなのか?たとえ悪法であっても、それは愛するアテネの法なんだ。

だから俺は受け入れる。」

 

 

 

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プラトン「わかりました・・・!!」

 

 

 

 

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ソクラテス「俺は奴らには裁かれない。

この毒杯を飲み、自ら命を断つ!!

 

 

ソクラテス「じゃあなみんな・・・。」

 

 

 

 

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プラトン「ソクラテスさぁぁぁぁああああん!!!!」

 

 

 

- END -