読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

RYULOG

龍太郎の雑記ブログ

26歳ハマっ子が新卒で入った会社を3年で脱サラした話。

f:id:r9yu25:20160707221915j:plain

 

www.yokoiki.jp

 

昨日7/7、本社の人事部と話をして、無事退職手続きが完了した。

 

 

有給休暇を消化するので、厳密に言えば退社日は来月になるが、会社に顔を出すのは昨日が最後になるだろう。

 

2016年2月に退職を決意し、同年7月に決行するまでの「脱サラ」という筋書きのない物語がこれで完結したことになる。

 

www.yokoiki.jp

 

僕が脱サラを決意し、決行するまでの経緯を、過去記事と共にお話ししよう。

 

 

脱サラを決意したきっかけ

「ワーク・シフト」との出会い

まず、僕が脱サラを考えるきっかけとなったのが

 

リンダ・グラットンの「ワーク・シフト」である。

 

この本には

 

・テクノロジーの進化

・グローバル化の進展

・人口構成の変化と長寿化

・社会の変化

・エネルギー、環境問題の深刻化

 

という5つの要因により、2025年までに人々の働き方は大きく変わるということが書かれている。

 

www.yokoiki.jp

 

 

僕はこの本を読み、何も考えなずに会社員として企業にぶら下がっていることの恐ろしさをひどく思い知らされた。

この本では2025年と、ご丁寧に分かりやすいボーダーを設けてくれているが、現実にはワークシフトは徐々に起こり始めている。

先日、トヨタ自動車が今年8月をめどに在宅勤務の制度を大幅に拡充する旨の報道がされた。

日本の自動車メーカー最大手がこのような取り組みに着手し始めたということは、この流れは他の企業にも波及していく可能性は十分にある。

いわゆる「ノマドワーカー」の人口がこれからどんどん増えていくことになるのだ。

これは、数十年前までの「サラリーマン」という働き方の常識を根底から覆す働き方の変化である。

もちろん、この働き方の変化は、業務の効率化というプラスの側面もあるだろうが、帰属意識の薄れから独立する人が現れる可能性もある。

 

いずれにせよ、ワークシフトというのは一斉に起きるのではない。

徐々に起き始めている。

 

ワーク・シフトで度々使われているSF作家ウィリアム・ギブスンの言葉を借りるなら

「未来はすでに訪れている。ただし、あらゆる場に等しく訪れているわけではない。」

 

 

大企業をいつまでも妄信し、ぶら下がり続けていると、ワークシフトが作り出す新たな労働者階級で最下層になる可能性が高い。

そう思ったのが脱サラを決意した理由の一つである。

 

グローバル化

グローバル化への対応、というのも僕が脱サラをする一つの理由だ。

僕は新卒でとある不動産会社に入社した。

その会社というのは、2016年7月時点、国内の不動産業界時価総額ランキング10位以内に入る規模の会社だったので、当然グローバル化への対応をしている企業ではあった。

しかし、それはそのようなことに携わる一部の人の話であって、僕のような国内の支店に配属される一営業マンには全く関係のない話であった。

証券会社とかでも、M&Aのようなスケールの大きい仕事に携わる人も一部いるかもしれないが、大多数の証券マンはエンドに電話をかけ、地味な投資の話をするだけだろう。

それと同じだ。

不動産という業界の体質なのか、やる仕事内容はいちいち古臭く、非効率的なモノばかりだ。

 

www.yokoiki.jp

 

この記事にも書いたが、自ら情報収集・情報発信を積極的にしていかなければ、押し寄せるグローバル化の波に飲み込まれてしまうことになる。

不動産業界という、ネットのネの字も知らない前時代的な体質の業界にいては、こういう変化の激しい時代を生き抜いていくことは出来ない、そう思ったのだ。

 

テクノロジーの進化 

テクノロジーの進化とワークスタイルの変化は切っても切り離せない関係にある。

 

野村総研は先日、10~20年以内に日本の労働人口の49%が就く仕事が、ロボットに代替可能になるとの推測結果を発表した。

人工知能の進化のスピードは、これからも加速度的に増していくことになるだろう。

 

そんな時代に、「大企業なら安心」だとこれからも楽観的でいられるだろうか。

 

www.yokoiki.jp

 

上記の記事で紹介した大手氏の動画にある通り、ナラティブ・サイエンス社の開発した自動記事作成技術が、すでに新聞社で働く人たちのワークスタイルを変え始めている。

日本国内でも、自動運転技術が運送業やタクシードライバーのワークスタイルを大きく変えることになるだろう。 

 

大企業のサラリーマンだけではなく、あらゆる人がこれから働き方の変化を迫られることになる。

 

脱サラをする「最大の理由」 

やりたいことをやるため

これが一番大きな理由かもしれない。

 

僕は就職活動中、周りと同じように「自己分析」なるものをやった。

しかし、就活中に取り組んだ自己分析は今思えば全く空虚な行為だ。

就活における自己分析というのは「企業に気に入られる要素を自分の中から探す」分析でしかないからだ。 

本当の自分を探すのではなく、一般ウケする自分を探す為の自己分析だ。

「サークルで代表をやった自分」

「コールセンターのバイトでリーダーをつとめた自分」

これらは企業ウケするかもしれない。

しかし、本当に自分がやりたいこと、自分に向いていることを突き止めるエピソードではない。

サークルを立ち上げたのは、みんなとウェイウェイしたかっただけだし、コールセンターのバイトでリーダーをやったのも、周りがイカれた主婦たちばっかりだから、そいつらをしつけるために任されただけだ。

「リーダーシップ」なんて要素は、これらのエピソードにあとから足しただけだ。

 

僕は昨年末に、仕事で大きなミスをした。

会社に損失を与えてしまった。

そこから、僕は「この仕事は自分に向いていないんじゃないか」と考えるようになった。

しかも、今年の4月で入社3年が経過することになる。

 「一つの仕事を3年は続けろ」

という日本のサラリーマン社会の習わしに鑑みても、3年が経過する僕は己の進退を考える時期がやって来ているのではないか、そう考えるようになった。

 

僕はことのき、初めて自分自身と向き合った。

初めて、本当の意味で自己分析をすることになった。

 

そして己と対峙し、考え抜いた末、自分の過去にそれらしきものを発見することが出来た。

それが、中学一年の頃だ。

初めて自分のパソコンを手に入れたときである。

 

パソコンを与えられた僕は、誰に教わるわけでもなくホームページビルダーでゲームの攻略サイトを作った。

そして、自分のホームページを、もっとたくさんの人に見て欲しいと思い、相互リンクの依頼をかけまくり、一発太郎で多数のサーチエンジンに登録し、ハナクソみたいなSEO対策をし、結果的にトータル数千万PVを記録した。

全く収益に繋がらなかったが、バリューコマースに登録し、当時全く成熟市場ではなかったアフィリエイトもやっていた。

 

このときの僕は、今までやったことのないことに積極的に取り組んでいた。

自らインターネットで情報収集をし、情報発信をしていた。

そして、人気サイトへと成長を遂げるという成功体験を収めていた。

 

この時期こそ、間違いなく僕が人生で一番輝いていた時期だし、最も主体的に物事に取り組んでいた時期だったし、最も自分に自信を持っていた時期だった。

 

そして僕は確信した。 

僕が本当にやりたいことは、不動産を売ることではない。

自信を持っていたあの頃のように、再びインターネットで情報発信をすることだ。

 

就職して3年が経過し、

「安全なレールを走り続けるのか、レールから外れるのか」

という人生の岐路に立たされた。

僕は昨日、退職手続きをし、レールを外れる方を選択した。

 

これからどうなるかは分からない。

ただ僕は今、満足している。

 

世界の要求に答えるのではなく

自分自身で生き方を選択したからだ。